額関節は重要です 特に第一頸椎の歪みは万病のもと

各種検査で異常なしといわれたが、症状は改善しないし…
どうしたらよいのだろう、と困ってはいませんか?

姿勢が悪いと体の重心が不安定になりますし、脊髄神経に影響して様々な問題が起こることが想像できます。良い姿勢が健康維持に大切であることに異論を唱える人はいないでしょう。

 

姿勢を維持するのに歯のかみ合わせが緊密に関わっているとしたら、それについてもっと知りたいとは思いませんか?

子供が活発に運動場で飛んだり跳ねたり、転んで泣いたりした夜には、歯ぎしりや寝返りが普段より多いことに気が付いた親御さんも多いでしょう。それは肉体的、精神的ストレスを緩和する保護行為です。寝返りや、歯ぎしりをすることで体を治そうとしているのです。

 

成人でも、体が歪むような悪い生活習慣があると、歯が片減りし、それを治そうと寝返りや異常な歯ぎしり(くいしばりを含む)が起きます。幼児でも寝返りで歪んだ体を治せない場合があるのに、体が硬くて重い成人は治りにくいでしょう。ところがやっかいなことに下顎は動かしやすいので歯ぎしりは存分にできてしまいます。

 

歯の片減りが発端となり、その片減りを治そうとして歯ぎしりなどの咀嚼筋の過緊張が起きて、更に片減りします。その結果、歯のかみ合わせがズレて、顎関節頭は偏位し、しだいに体が歪み、重心が不安定になるなどの負の連鎖(歯が片減りする、体が歪む、更に歯が片減りして体が歪む…)を引き起こします。


知って頂きたいのは、頬杖や組み足、片噛み、悪い姿勢など、歯が片減りするような悪い生活習慣が事の始まりであることが多いと云うことです。歯の治療後に病気が再発しないようにするには、原因となる生活習慣を見つけて改めることが大切です。

 

下顎の位置のズレは、舌骨や第1、第2頚椎の3次元的な位置に影響します。第1、第2頚椎は骨格のバランスに関係していて、脊柱の形態(姿勢)に悪い影響を及ぼします。  
正しい姿勢の人は、骨盤と第1、2頚椎と下顎の位置が正しい位置関係にあります。


噛み合わせの3次元的位置(=顎関節頭の位置)が諸筋群と関係して下顎の位置を定めています。ですから下顎の位置を誘導する歯のかみ合わせは、姿勢をメモリーする働きを担っていると云えます。

 

歪んだ姿勢は自律神経に悪い影響を及ぼします。自律神経は全身のあらゆる組織に流れる血流をコントロールしているので、その働きに異常が起きると特定の組織の血流障害が起きます。それが肩で起きれば肩こりとして、耳(三半規管)であれば目眩、舌なら舌痛、頭なら頭痛やうつ状態という具合に、体のどこでどのような症状が起きても不思議ではありません。

頸椎と自律神経との関係 特に注目は 頚骨動脈の流量障害による 視床下部と小脳の失調症

頸椎と自律神経のの関係 特に注目は 頚骨動脈の流量障害による 視床下部と小脳の失調症 

 

歯のかみ合わせのズレにより第1・第2頚椎の位置関係にわずかなズレが生じると、脳への動脈が圧迫されて、めまいなどが起きることがあります。第2頚椎には歯突起という軸があり、この軸を中心に第1頚椎が回ることで、首を回します。

 

第2頚椎より下の頚椎は軟骨の椎間板で連結され、頚椎がしなるように動くことができるようになっています。頚椎は頭の重みを支えているし、頚椎は脊髄神経と脳へ行く椎骨動脈の通り道で、その血管や神経を保護しています。頚椎が正しくなると脳幹の働きが良くなります。(図1参照)

 

第1・第2頸椎は、骨格のバランスに関係していて、そのズレは頚椎の正しい湾曲形態を歪めてしまうために姿勢が悪くなるのです。(図2参照)

 

脊椎が悪く歪んだ姿勢は、脊髄神経に影響して自律神経の働きに変調を招くのです。

 

図1:第1頚椎、第2頚椎の位置関係です。中央の穴が神経の通り道です。
第2頚椎の歯突起を軸として、第1頚椎が回ることで、首が回ります。
左側に歪んだ頚椎の状態です、神経の通り道がねじれています。第1頚椎はズレ上がり、首が傾きます。

 

1頚椎と第2頚椎に(1)のようなにズレがあると第1頚椎は矢印(1)(2)の方向にズレ上がって頚骨動脈と脊椎神経の通る穴が歪んでしまいます。
またこのズレは頚椎の正しい湾曲形態を歪めてしまうので骨格のバランスが狂い姿勢が悪くなるのです。

 

 図1:第1頚椎、第2頚椎の位置関係です。中央の穴が神経の通り道です。
第2頚椎の歯突起を軸として、第1頚椎が回ることで、首が回ります。
左側に歪んだ頚椎の状態です、神経の通り道がねじれています。第1頚椎はズレ上がり、首が傾きます。

 

1頚椎と第2頚椎に(1)のようなにズレがあると第1頚椎は矢印(1)(2)の方向にズレ上がって頚骨動脈と脊椎神経の通る穴が歪んでしまいます。
またこのズレは頚椎の正しい湾曲形態を歪めてしまうので骨格のバランスが狂い姿勢が悪くなるのです。

 

 

 

症状は改善しないし… どうしたらよいのだろう、症状との因果関係をあらわにして

当院ではその歪みを修正する方法を研究しております。その結果沢山の患者さんに喜んでいただいております。くわしい事は問い合わせください。